フジロックやスキー、温泉施設を抱える新潟県湯沢町 さらなるファン醸成に挑戦

湯沢町
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スターティアホールディングス株式会社は7月26日、同社の連結子会社のクラウドサーカス株式会社が株式会社ふるらぶとともに、新潟県湯沢町における関係人口の増加を目指す取り組みの開始を発表した。

取り組みにおいては、クラウドサーカスのマーケティングツール「Metabadge(メタバッジ)」を使用。7月23日からは音楽にまつわるクイズが楽しめる「音楽とゆざわ検定」が、7月26日(金)からは湯沢町の特産品が当たるデジタルスタンプラリー「音楽とフジロックのまち ゆざわ」を開催している。

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スキーやスノボ、フジロック、温泉のイメージが“強すぎた”

湯沢町といえば、タイムリーな話題を挙げるならば「フジロック」だ。ちょうど7月28日(日)まで開催していた。冬のシーズンであれば、日本屈指のパウダースノーといわれるスキー場があり、さらには温泉施設などもある。

これだけ見れば、十二分なほど観光資源を抱えているように思える。しかし、プレスリリースによれば、沢町=スキーリゾートやフジロックのイメージが強く、湯沢町の観光スポットを最大限にPRできていない課題があるという。

そこで、クラウドサーカスが提供する「Metabadge」などを使い、地方創生や地域活性化を支援するふるらぶの協力を得て、春夏秋冬それぞれの季節に合わせたイベントを開催していくという。目指すのは、湯沢町に興味関心を持つ人々や訪れる観光客のファン化だ。

クイズを通して関心を高め、属性情報を集めていく

先に記載のとおり、実施するのはクイズだ。プレスリリースによれば、「クイズ機能の利用により、ユーザーは楽しみながら湯沢町の音楽に関する知識を深めることができ、湯沢町への興味・関心を高められます。またクイズ機能を通して参加ユーザーの属性を把握できるため、現在湯沢町を訪れている人たちの属性の可視化にも役立ちます」と記載されている。

クイズをユーザー(観光客など)に取り組ませることで、どこまで関心を高められるのかは正直、不透明な部分ではある。また、このクイズにどのように観光客を誘導していくのかも気になる点ではある。とはいえ、まだ各施策がスタートしたタイミングなので、現状では今後の結果などを待つしかない。

コミュニティの運営は耳聞こえは非常に良いが、集客はもちろん、その後の運営にもかなり労力がかかる。湯沢町のような季節ごとにさまざまなイベントや観光が盛んな地域においてはコンテンツ供給量への不安もないと思うが、ほかの地域ではマネできるものか……と聞かれると難しい部分もあるかもしれない。

重要なのはファンを作ることではなく、そうして形成したファン・ファンコミュニティをどのように使い、地域活性化につなげていくかである点は忘れないようにしたい。

湯沢町

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