新潟県佐渡島に位置する「佐渡島の金山」が7月27日にユネスコ世界文化遺産に登録されることが明らかになった。インド・ニューデリーで開催されたユネスコ世界遺産委員会で決まった。
佐渡島の金山が世界遺産に登録されたことにあわせ、一般社団法人 佐渡観光交流機構は同日、佐渡金山で実施する各種イベントを発表した。
普段体験できないスペシャルなツアーも用意
ことし9月からは、「しま夢 in 佐渡 2024」を開催する。佐渡の歴史と風土のなかで育まれてきた「芸能と食」に焦点を当て、佐渡金山の町・相川をひとつの会場と見立てた分散型ツーリズムを国内外の人に提供するという。
この期間中には、ふだん体験できないスペシャルなツアーも用意されるそうだ。以下はプレスリリースに掲載されている写真等をお届けする。
▲ 【特別な体験】夜の海はまるでアクアリウム!達者海岸でナイトカヤック体験
▲ 【特別な体験】BUNZOおけさ会の岩崎さんとおけさ踊り体験
▲ 【特別な体験】1日1組限定!金山の町をサイクリング
「今回の世界遺産登録はその重要なスタートの一歩」
プレスリリースでは、一般社団法人佐渡観光交流機構 理事長 本間 雅博氏によるコメントが掲載されている。こちらも全文そのまま転記する。
この度、佐渡島の金山がユネスコ世界文化遺産に登録されたことを、心からお祝い申し上げます。佐渡島の金山は、日本の歴史と文化を象徴する貴重な遺産であり、その価値が世界に認められたことは、私たちにとって大変誇らしいことです。
佐渡島の金山は、江戸時代から現代に至るまで、長い歴史の中で多くの人々の努力と情熱によって支えられてきました。その歴史と文化を守り、次世代に伝えていくことが私たちの使命であり、今回の世界遺産登録はその重要なスタートの一歩となります。
今後、佐渡島を訪れる多くの方々に、その歴史と魅力を存分に味わっていただけるよう、当機構としても一層努力してまいります。また、この素晴らしい遺産を未来に向けて保護し、地域の発展に寄与するために、関係機関と協力しながら取り組んでいく所存です。
最後に、この世界遺産登録に尽力されたすべての方々に深く感謝申し上げます。皆様のご支援とご協力を賜りながら、佐渡島のさらなる魅力を発信してまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。