札幌市は、観光需要が落ち込む閑散期における集客力の高いイベント開催を促進するため、「観光閑散期需要創出補助金」制度を開始した。1日1万人以上の集客が見込まれる新規イベントを対象に、最大5,000万円の経費補助を行う。2025年4月21日(月)から申請受付を開始し、1件の事業を選定する予定だ。
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札幌の冬季観光を支える新たな施策
対象となるのは、11月1日から翌年3月15日まで(さっぽろ雪まつり期間を除く)に札幌市内で開催される音楽、スポーツ、eスポーツ、グルメ、アニメ・ゲーム関連などの新規イベント。施設やスペースを活用し、1日1万人以上の集客が見込まれるとともに、道外からの来場者誘致や宿泊需要の創出が期待される内容であることが条件となる。過去に札幌市内で開催された実績のあるイベントは対象外。
補助内容と申請条件
補助対象経費は、スタッフの移動・宿泊費、機材運搬費、広告宣伝費(道外向けプロモーション必須)、イベント保険料など。補助率は前者が50%、保険料は100%で、補助金の上限額は5,000万円。
申請は6月3日(火)まで受け付け、審査は6月中旬に実施予定。補助対象者は、同種のイベント開催実績が1回以上あることが求められる。補助事業の実施期間は交付決定日から2026年3月15日(日)まで。
詳細・申請方法
詳細は札幌市の公式ホームページで公開されており、補助金交付要綱・公募要項の確認が必要。
▶ 詳細・申請URL:https://www.city.sapporo.jp/keizai/kanko/news2/r7kansankihojokin.html