株式会社イノベーションパートナーズは、愛知県蒲郡市にて、地元特産である蒲郡みかんの新たな価値を創出する「みかん食堂」プロジェクトを始動した。JA蒲郡市および市内の飲食店と連携し、「食す」だけにとどまらない、地域の魅力を伝えるコンテンツとしての展開を目指す。
蒲郡市は、温暖な気候と水はけの良い地形を活かし、年間を通じて多品種のみかんを生産する全国有数の産地。本プロジェクトでは、品種や季節による違いを活かしたメニュー開発を通じて、みかんを使った創作料理を提供し、地元農業・飲食・観光が連携する新たな地域価値を育てていく。
第一弾として、3月18日に市役所内の食堂「キッチンささや」にて、地元で親しまれてきた「若鶏のレモン煮」を蒲郡みかんでアレンジした定食を提供。今後は「料理うえむら」「和心創作料理つるはら」でもオリジナルメニューを展開予定だ。
加えて、弁当メニューとしての商品開発や体験型コンテンツの企画も進行中。規格外みかんの活用や観光産業との連携も視野に入れ、持続可能な地域資源としての活用を図る。
同社は、今後も地域資源を軸としたブランド価値の発信を通じて、関係人口の創出や地域の高付加価値化に取り組んでいくとしている。