千葉県鎌ヶ谷市に、農と人と地域をつなぐカフェ「濱農カフェ」が2025年4月24日(木)にオープンした。空間デザインは、“おこめをつくるフドウサン屋”として知られるomusubi不動産が監修し、150年以上の歴史をもつ濵田農場の母屋をリノベーションして誕生した。
「濱農カフェ」は、濵田農場が自社栽培するカブやイチジクなどの新鮮な農作物を使ったオリジナルメニューを提供するほか、ジャムやピクルスの販売、収穫体験や地域の教育機関との連携を通じて農業に触れる機会を創出。6次産業化の拠点として、農業の魅力を生活のなかに届けることを目指している。
内装は、2階の床を一部減築し、歴史ある木造の趣を活かしつつも開放感のある空間に設計。土間スペースや畳の床座エリア、キッズスペースも完備し、子どもから大人までがゆったりと過ごせる居心地の良い空間となっている。
農業体験を日常に取り込める場所として、地域に根ざした暮らしと交流の場を提供する「濱農カフェ」は、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを実現するひとつのモデルとして注目を集めそうだ。