東京都港区は7月31日、乳幼児連れの区民が訪れる区有施設等41ヵ所で、紙おむつとおしり拭きを無料で提供することを発表した。これは、令和6年2月から「子ども家庭支援センター」で試行的に同取り組みを実施しており、多くの保護者から好評の声を寄せられたことを受け、提供場所を拡大して本格スタートさせるに至った。
▲ 設置イメージ
この取り組みは、ことし8月から順次開始予定。設置場所は、子ども家庭支援センター、あっぴぃ、あい・ぽーと、Pokke、児童館、子ども中高生プラザ、港区役所、各地区総合支所、図書館など。
提供する紙おむつやおしり拭きは、区が購入するだけでなく、サイズアウト等の理由で区民等から寄付された未使用品も活用する。寄付を募ることで、地域ぐるみの子育て支援を推進する。
また、おむつの受発注、仕分け・梱包、配送業務、掲示物の作成等を障がい者就労施設に委託し、障がい者の就労支援にもつなげている。
港区ではこれまでも、区立認可保育園等でのおむつのサブスクリプションサービス、子育て支援施設等へのおむつ回収ボックスの配置による紙おむつ持ち帰りゼロサービスを実施しており、おむつに関する保護者の負担軽減に取り組んでいる。