株式会社アイクス(茨城県つくば市)は、農業現場の収穫量記録を自動化・データ化する新システム『ハカドリ』を2025年2月より提供開始した。二次元コードと計量器を連携させ、作業者や栽培列ごとの収穫情報を即時記録。アナログな手書き記録や転記作業を不要とし、作業時間の短縮・記録ミス防止を実現する(特許申請中)。
初期費用は3万円台、月額14,980円と導入しやすい価格設定で、スマート農業のハードルを下げる。作業実績の自動集計・グラフ化、動線の可視化機能なども搭載しており、作業効率と経営判断の“見える化”を後押しする。
今後は原価管理やAIを活用した作業改善機能、生鮮卸業界への展開も予定されており、農業の省力化・高付加価値化に向けた実践的ソリューションとして注目される。