携帯電話サービス「誰でもスマホ」を展開する株式会社アーラリンク(東京都豊島区)は、同サービスの利用者であるシングルマザーを対象に「仕事と子育ての両立」に関する実態調査を実施。その結果、経済的な不安や育児の孤立感など、シングルマザー特有の困難が浮き彫りとなった。
調査では、子どもの進学時に最も負担に感じることとして「学費・入学金の支払い」(71.4%)が最多に。さらに、日常生活の不自由や「小1の壁」を実感する人が約半数にのぼった。また、仕事と育児を両立するうえでの悩みとして、「子どもの急な体調不良への対応」「経済的な負担」がいずれも67.9%と最も高かった。
一方、子育て支援として求めるものについては、「経済的支援」に次いで「精神的サポートや相談できる場」(42.9%)を挙げる声も多く、孤独を感じる子育てへの支援の必要性が示された。
アーラリンクでは、通信インフラを通じた支援だけでなく、今回の調査結果を通じて見えづらい社会課題の可視化を図り、支援の輪の拡大を目指している。
<調査概要>
1.調査方法:全国の「誰でもスマホ」利用者へWEBアンケートフォームを送付
2.調査対象:子育てをしている/していた「誰でもスマホ」利用者の女性86人(うちシングルマザーは56名)
3.調査実施日:2025年4月18日(金)~4月21日(月)
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。