長野県飯綱町は7月31日、移住体験ツアーを開催すると発表した。学校法人いいづな学園と共同での実施となる。
ツアーは8月23日(金)から24日(土)の2日間を予定。23日(金)11時15分にしなの鉄道「牟礼駅」に集合してスタートする。東京駅からだと、おおよそ2時間で到着できる(東京駅から長野駅まで、北陸新幹線で1時間30分。長野駅から牟礼駅まで、しなの鉄道で30分)。参加費はおとな1万5,000円、こどもは無料だ。参加費のなかに宿泊費や食事代(4食ぶん)、町内での移動費、保険料が含まれている。
ツアーの目的は、雄大な自然のなかでの子育て移住の提案だ。
飯綱町は長野県の県庁所在地である長野市の北に位置する。人口はおよそ10,000人で里山の美しい田園風景が広がる町。りんご栽培や稲作などの農業が盛んで、冬は雪が積もり、周りは山々に囲まれた豊かな自然がある。
先にも記載のとおり、東京都からの移動は電車で約2時間。車でも3時間で日帰りも可能な「ちょうどいい田舎町」とうたう。大東建託株式会社 賃貸未来研究所によれば、「2023年・住み続けたい街ランキング」にて長野県内の自治体で2位にランクされている町だそうだ。
また、今回のツアーを共同で実施するいいづな学園は、飯綱町に隣接する長野市飯綱高原にある私立の幼稚園・小学校・中学校を運営する学校法人。飯綱町の高原エリアである飯綱東高原からは、車で約5分(幼稚園)から10分程度(小学校・中学校)と近接しているのも特徴。
ツアー当日は、こどもの森幼稚園オープンデーへの参加、幼稚園保護者との懇談会、親子クラフト体験、町内不動産物件のご案内、移住相談等を実施する。移住に関する各種助成もあるとのこと。
飯綱町の移住定住支援サイトでは、たとえば「働く」のページには起業などに関する助成金が紹介されている。くわえて、地域おこし協力隊などの募集もサイト上では実施中。サイト自体も非常に閲覧しやすく、内容もボリューミーなので、移住者の増加等を狙うほかの自治体の参考になりそうだ。
▲ 飯綱町移住定住支援サイトからキャプチャ