株式会社アイアクトは8月2日、省庁・自治体等公的機関にてLGWAN環境下で利用できるAI検索システム「Cogmo Search(コグモ・サーチ)」と、質問に対して回答要約を表示する「Cogmo Enterprise生成AI」 の提供を開始した。
Cogmo Searchは点在するドキュメントを横断して検索できる。また、Cogmo Enterprise 生成AIはChatGPTの文章要約機能が備わっており、検索文章に対する回答の要約を表示する。これらはもともと企業向けに提供されていたソリューションだったが、このたび省庁・自治体などの公共機関でも利用可能になった。
アイアクトが提供する両ソリューションを使うことで、職員は知りたいことをそのまま文章として入力するだけで的確な情報を得られ、検索に関するリテラシーを問わず、ストレスなく情報に辿り着き、自己解決が進むという。興味深いのは、管理画面で“調整”できるという点。AI学習機能により検索結果の精度、順位を簡単な操作で調整でき、職員の求める情報を優先的に表示可能という。
利用するファイルは、専用のファイルアップロード管理機能が提供される。アップロードは承認機能付きで、総務省からの通達にある生成AIで利用する文書レベルであることを業務フローとして管理できる。くわえて、ファイルはインターネット上には出ない仕組みが提供され、定められているウイルスチェックは不要。そのため、自治体側(職員側)には運用、閲覧時の負担がかからないという。