鹿児島県南九州市の「茶業」に特化した後継者募集、リレイで公開中

リレイ
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株式会社ライトライトは8月5日、同社が運営する事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」において、茶業に特化した後継者を募集する特設ページを開設したことを発表した。これは南九州市茶業振興会との取り組みだ。

リレイは、事業を譲り渡したい経営者と事業を譲り受けたい後継者候補をWeb上でマッチングさせるサービスだ。従来、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングをオープンネームで実施し、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者候補を広く公募している。これまでのマッチングでは、「買い物に訪れていた小さなパン屋のファン」や「カフェを経営したい夢を持つ夫婦」が後継者となる第三者事業承継を実現した。

すでに鹿児島県南九州市の「茶業」後継者募集案件第一弾として、昭和46年創業の製茶工場の後継者候補募集案件を1件公開している。
募集ページ

件の舞台である鹿児島県南九州市は、薩摩半島南部のほぼ中央に位置し、旧頴娃町、旧川辺町、旧知覧町の3町が合併し誕生した山や海に囲まれた自然豊かなまち。市の基幹産業は農業で「茶」「さつまいも」「大根」などの作物が生産され、なかでも「茶」は栽培面積・生産量ともに日本一の産地。「知覧茶」は南九州市の特産品として有名だという。

後継者不足は社会問題のひとつ。今回募集の内容はアルバイトスタートのようだが、多くの後継者募集においては経営権を引き継ぐなどの跡継ぎを探すことを指す。後継者問題が浮き彫りになってきたのには少子化問題なども関連しているとされる。以前(というか、昔)は経営者の子どもらが家業を継ぐということが多かったものの、子どもが家業を継ぐことが近年では一般的ではなくなったことで問題視され始めた。

また、会社規模によっては経営サイドの交代によって大きく揺れ動くことも少なくない。事業売却するケースもあるなど、後継者にかかわる話やその解決方法などは多岐にわたる。とくに地方においては、人口減少もあるため、そもそも後継者候補の絶対数が足りていない、という状態でもある。

後継者関連の取り組みは全国各地で展開され、正しく事業継承できれば“歴史”なども存続していくだろう。

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