株式会社角川アスキー総合研究所は8月6日、内閣官房が主催する地理空間情報を活用したビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」の募集を開始したことを明かした。角川アスキー総合研究所は本アワードにおける業務実施機関を務める。
イチBIZアワードは、地理空間情報を活用した多様なサービスの創出を目的に開催するビジネスアイデアコンテストだ。内閣官房が推進する「地理空間情報の活用推進施策」の一環として、2022年度から実施している。
地理空間情報を活用するアイデアであれば、地理情報システム(GIS)や衛星測位などを利用したものに限定はしない。ビジネス提供を開始しているアイデアから、「実現の可否はわからないがあったら良い」と思うアイデアまで、多種多様なアイデアを募集している。
過去の受賞者や、その後の活躍状況などは公式サイトにすべて記載されているので、興味を持ったらまずは当該ページを確認してみるのをおすすめする。
▶ 過去の受賞者のその後の活躍状況
募集部門は大きく分けて3つ。
ひとつめは、地理空間情報を活用した未来がちょっと面白くなりそうなアイデア、誰も考えつかなかったようなアイデア、今は実現できなくても未来には実現できそうなアイデア、など新しい可能性が広がりそうなアイデアを募集する「アイデア部門」。
ふたつめは、すでに地理空間情報を活用しているビジネスアイデアや、これからビジネス化を目指しているアイデアなど、ビジネスチャンスを拡大したい方々からのアイデアを広く募集する「ビジネス部門」。
3つめは、オープンデータを積極的に活用している高松市を事例に、実際の都市データを利用した課題解決につながるアイデアを募集する「地域部門」。
それぞれ提出されたアイデアは、1次選考の書類選考、2次選考の面談、最終選考でのプレゼンテーションを経てコンテストの受賞者を決定する。副賞で予定されているのは、賞金総額200万円、協力協賛企業による個別の特別賞、ビジネスマッチングの機会など。
応募条件には大きな制限などは設けられておらず、年齢制限もなければ、個人もしくはグループでも構わない。もちろん諸注意事項はあるものの、「地球上において個別連絡先が存在する方(国籍・居住地は不問)」と記載があるほどに、広くアイデアを募集しようと考えられている。
アイデア募集期間は、アイデア部門・ビジネス部門が10月11日(金)18時まで。地域部門は9月13日(金)18時まで。結果発表は2025年1月末に開催する「G空間EXPO2025」で実施予定。