株式会社プロ人材機構は8月7日、経験豊富なシニア人材200人を地域企業に紹介するなどで地域の中小企業が抱える人材不足問題の解決を図る「シニア人材の活躍促進プロジェクト」を実施すると明かした。
シニア人材の活躍促進プロジェクトは、経験豊富で高い専門性を持つシニア人材を人材不足に悩む地域の中小企業に紹介することで、これらの課題解決を図る。具体的には、年間50社の中小企業に対し、シニア人材の顧問派遣を提案し、経営コンサルティングや業務改善支援など、各社のニーズに合わせたサポートを提供していく。
近年、地域の中小企業では、少子高齢化による労働人口の減少や若年層の求人への応募減少など、人材不足が深刻な問題となっている。とくに製造業や小売業など、人手不足が顕著な業種においては、事業継続の危機すら叫ばれている。こうした課題の解決を目指すのが同プロジェクトだという。
人材不足の解決を図るだけでなく、シニア人材の社会参画を促進し、地域社会の持続可能な発展にも貢献する狙いがある。またプレスリリースによれば、今後は海外のシニア人材との連携も視野に入れ、グローバルな視点から地域企業を支援していく予定だそうだ。
