神奈川県は8月14日、県内の市町村のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる「外部デジタル人材」の募集を開始することを発表。対象は、民間企業等でのデジタル分野における高い知見や業務経験をもつ人。募集人数は5名。募集期間は8月19日(月)から9月2日(月)まで。9月中旬に選考が実施され、9月下旬から業務開始を予定している。業務終了は令和7年2月中旬を見込む。
募集では「複業人材」という位置づけだ。これは主に金銭報酬を目的とした「副業」だけではなく、スキルアップや地域への恩返しなど、スキル報酬やキャリア報酬、感情報酬といったさまざまな目的をもった人材のことを指す。
今回の神奈川県の募集要項では、以下の3つの業務分野および5つの市町に対し、約5ヵ月にわたって課題解決に必要な助言や提案、支援をする人材を募集となっている。各業務の詳細は、募集サイトに掲載する求人内容を確認してほしいとのことだ。
業務分野(支援テーマ) | 対象市町村(勤務先) |
幅広い層の職員に対するDXの意識醸成やリテラシー向上に関する助言・提案・支援 | 厚木市、大井町、愛川町 |
デジタル技術の導入に向けた具体的手法(BPR)に関する助言・提案・支援 | 海老名市 |
セキュリティポリシーの現状分析や外部サービス利用規約の分析に関する助言・提案・支援 | 寒川町 |
応募方法は、株式会社Another worksが運営する複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド for Public」の募集サイトを利用する。