宇都宮市の地域課題を解決してくれる企業等への支援 募集要項の自由度が高く、手を挙げる企業が多そうな予感

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宇都宮市では、令和6年度からモデル事業や実証実験などの共創事業に対し、伴走支援や財政支援をスタートしている。それが「ミヤ・共創ラボ」だ。地域課題の解決に資する、「新たな価値の創造」や「市民サービスの向上」などに向け、事業者や各団体が手を組み、共創・協業に資する取組を研究し、共創事業の社会実装に取り組むのが目的だ。

ミヤ・共創ラボでは、冒頭に記載したとおり、伴走や財政においての支援活動をする。募集のテーマ(地域課題など)に対し、課題解決に向けたアイデア等を広く募集する。また、フリー提案型として、地域課題等の解決に向け、事業者・団体等が自由にテーマを設定し宇都宮市をフィールドとしたモデル事業などについての提案も募集している。

支援内容は、伴走支援として実証実験等に要する資源(フィールド、データ、ネットワークなど)が提供される。一方の財政支援では、地域課題等の解決に資する具体的な事業等に対し事業の実施に要する費用の一部を支援してくれる。対象の事業費の半分程度・1事業につき上限100万円程度としている。また、市からの追加提案依頼によって負担額は柔軟に対応してくれるとのこと。くわえて、取り組み成果のPRも宇都宮市が応じてくれるという。

現在公開されているテーマ設定型の課は、記事執筆時点で「健康無関心層に向けた生活習慣の改善」「学校給食における食物アレルギー対応に関するデジタル技術の導入」の2件ある。

企業のなかでも、とくにスタートアップ企業で社会課題解決型の事業を担っているのであれば、宇都宮市のフィールドを使えるという点も魅力的に映りそうだ。

また、募集する側である宇都宮市が発表している各種内容を見たところ、各自治体が実施する支援事業のなかでも比較的自由度が高い印象を受ける。言い方が正しいかどうかは別として、宇都宮市クラスの自治体がこのように自由度が高く広く募集をかけているのは貴重なタイミングかもしれない。

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