株式会社トラストバンクは10月21日、同社が開発した自治体向けのノーコード電子申請ツール「LoGoフォーム」が東京都内の自治体に導入されることを明かした。
LoGoフォームは、トラストバンクが「LGWAN-ASPサービス」として開発した、自治体職員が電子申請や申し込み予約、アンケートなどのフォームを作成・集計し、一元管理できる自治体専用のノーコード電子申請ツール。2024年8月時点で全国710自治体が利用しており、これまで電子化したフォーム数は14万フォーム以上、回答受付数は3,000万以上にのぼり、全国各地で行政のDX化を推進している。
プレスリリースに記載のLoGoフォーム導入予定の団体は以下のとおり。
東京都、中央区、港区、新宿区、台東区、墨田区、江東区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、豊島区、荒川区、板橋区、江戸川区、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、小金井市、小平市、日野市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、瑞穂町、日の出町、檜原村、青ヶ島村
また同プレスリリースにはLoGoフォームの活用事例が公開されている。自治体向けにも住民向けにも両方にメリットがある内容だ。
昨今の共働き家庭増加により学童保育への需要が高まっているなかで、学童クラブの利用申請は紙で直接受け付けているケースが多く、提出書類を揃え窓口に提出するために休みを取得するケースもあるなど、手続きの煩雑さ含めて課題となっています。特に、新しく転居する予定の方が現住居から申請を行う場合は、申請する学童クラブへ直接足を運ぶ必要があるため、共働き家庭において大きな負担となっています。
東京都の多摩地域の昭島市・福生市・羽村市の3市では、LoGoフォームを使った学童クラブ入所申請のオンライン化を推進し、この課題を解決しています。LoGoフォームを活用した結果、各市においてオンライン申請が増えることで、窓口での対応件数の減少や混雑の緩和が見られることに加え、オンラインで手続きできることで、働きながらでも休みをとることなく、空いた時間に申請できるようになったことで、住民にとっての利便性も格段に向上しています。