りんごジュース製造過程で出る「搾り粕」を使った段ボールでりんごジュースを届けるプロジェクト、日本初。将来的にはすべての梱包資材に

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mizuiro株式会社は11月25日、JAアオレン(青森県農村工業農業協同組合連合会)と、りんごジュース製造時に発生する搾り粕を再利用した段ボール資材の共同開発に成功したことを発表した。

循環型社会と地方創生に向けた取り組みとして商品実装となる本プロジェクトは、両社の持つ技術と地域産業との連携により、青森県発の新たな資源活用モデルを全国へと広め、環境保全と産業の活性化に寄与する取り組みだ。

本プロジェクトにより古紙使用量の削減が実現し、新たなパルプ資源の消費を抑える役割を担っている。従来の資材に比べて環境負荷が低減され、持続可能な社会を支える素材として期待されるこの取り組みの意義は、廃棄物の循環を目指すことだという。

▲ 紙パルプに搾りかすを配合している様子

JAアオレンの年間販売ケース数145万ケースへの対応に向け、年間20~30トンのりんご搾り粕を使用することを目標としている。2024年12月出荷分より「旬の林檎」用段ボールから順次導入し、将来的にはすべての梱包資材を“りんご搾り粕”を活用した段ボールに切り替える予定だ。

▲ 原紙ができあがる様子

この段ボールは「旬の林檎 密閉搾り195g」(30缶/ケース)に使われる。制作数は20,000枚。搾り粕は250kg使用した。配合率は表面紙に搾り粕10%、再生紙パルプ90%。

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