「お住まいの区について『こんなまちになったらいいな』『こんなことができたらいいな』というご意見・アイデアを教えてください!」
横浜市デジタル統括本部は7月11日、横浜市民を対象とした意見募集プラットフォーム「Surfvote」を開設した。各区に対する意見を市民から集め、地域のニーズや課題の把握を目的としている。実施期間は2024年7月31日まで。対象は各区在住の方。
本サービスは、Polimill株式会社および株式会社トラストアーキテクチャが提供している。
各区が特にほしい意見を明らかにしているのも特徴
Surfvoteでは、横浜市の各区に対する意見を述べられる。それぞれの区で個別のページが用意されている。
各区のSurfvoteのページでは、区から「〇〇に関する取り組みについての意見を特に募集しています」などとしているのも特徴だ。たとえば青葉区では「『地域の担い手の発掘』『GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)への区民参加』について、ご意見をお待ちしています」と記載している。
各区それぞれのページへのリンクは以下。すでに投稿された意見の閲覧も可能だ。
意見投稿はすでに活発 横浜市全体での住民の意識の高さ
本取り組みはスタートして間もないものの、各区への意見投稿は活発だ。
「受動喫煙ゼロにしてほしい」
「公園が少ない」
「自然を破壊して『自然との調和』の意味がまったくわからない」
「青い自転車レーンを書いて欲しい」
「高齢化率も高い中、周辺駅と比べて若年層の流入も難しい状況ですので、更に寂れてしまうのでは」
区それぞれの該当ページのコメントを確認してみると上記をはじめとする、さまざまな意見がすでに寄せられている。なかには厳しいコメントも。
ただ、この取り組みの目的でもある地域住民のニーズや抱えている課題を発掘するためにも、このような意見は区としても参考になるのは間違いない。それこそ、“その区に住んでいる”からこそ出てくる意見ばかりなのは本取り組み自体が住民にとってもポジティブであることを証明している。
横浜市内に在住されていない方、ほかの自治体にかかわる方などにとっても参考になる事例のひとつだ。