神奈川県相模原市は7月16日、相模原駅北口地区土地利用計画の策定に向けてJR相模原駅前の土地利用に関するアイデアの募集を開始した。
提案には、7月下旬に実施する事前説明会への参加が必須だ。事前説明会への参加申し込みは2024年7月22日(月)17時まで。
また、提案書の受け付け締め切りは2024年9月27日(金)まで。書面審査やプレゼンテーションなどは年内10月中旬から11月上旬にかけてを予定している。なお、本募集は、“参考とする提案”を求めるものであり、一者の優秀提案を選定するものではない。
民間事業者の知見やノウハウを活かした提案に「期待」
アイデア募集の対象となる土地は、相模原駅北口前エリアのおよそ15ヘクタール。想像できるかどうかは不明だが、お決まりの換算を記載すると、「東京ドーム約3.2個ぶん」だ。
提案における内容の詳細や必要事項、そのほか注意点などは、下記リンク先(相模原市の市政情報内における該当ページ)にある「実施要領」にまとめられているので確認してほしい。
▶ 相模原駅北口地区土地利用計画に係る民間提案募集の実施について
求める提案の主な内容は以下としている。
- 土地利用全体の重点ポイントに係る事項
- 土地利用等に係る事項
1)導入機能や具体的な施設イメージ
2)交流ハブ機能
3)交通
4)脱炭素型まちづくりに向けた具体的な取組 - 実現化方策に係る事項
応募にあたっては、2024年7月23日(火)14時30分から、もしくは、7月26日(金)14時30分から実施するいずれかの日時に開催の事前説明会(内容は同一)への参加が必須となる。場所は相模原市内にある「ウェルネスさがみはら」。
民間企業等から提案を募集する背景には、知見やノウハウを活かした提案が必要だったから、としている。まちづくりのコンセプト、土地利用方針、そして土地利用計画の方向性などの基礎となる考え方を市が示し、それを実現させるための施設規模や配置等を民間企業らからアイデアを募る、という形だ。
そして民間提案の募集を受け、その提案者との対話を通じて、土地利用のアイデアや実現可能性などを検討し、土地利用計画の策定に向けた検討の深度化を図っていく。