SANKO MARKETING FOODSは7月10日、農林水産省の職員食堂「あふ食堂」をはじめとする同社運営の食堂において、能登半島地震による地盤隆起や津波による港湾・漁港の損傷といった大きな影響がおよんだ水産業の支援へ繋げるべくメニューを展開していたことを発表した。
あふ食堂は農林水産省の職員食堂ではあるものの、一般開放されているため誰でも利用可能だ。余談ではあるが、Googleの口コミ評価が★4.2と非常に高い。
なお、あふ食堂における石川復興応援フェアは現在は終了しているので注意してほしい。
能登半島地震の被災地支援を目的として企画
あふ食堂で実施された復興応援フェアでは、石川県にて水揚げされた魚を中心に、石川県産の水産加工品や地元農家が栽培する加賀野菜を使用したメニューを展開した。フェアで展開していた主なメニューは以下のとおり。
- 「アカガレイ」の煮つけ
- 「石川県産アジ」フライカレー
- 「加賀丸いも」すりおろしのマグロ山かけ丼
- 石川県産「真鯛」の薄造り
- 石川県産「サゴシ(ヤナギサワラ)」の塩麹焼き~胡麻ソース~
- 石川県産「メギス」のフライ
- 石川県産「サバ」のグリル~糠ソース~
- 石川県産「フクラギ」の西京漬け焼き
- 石川県産「鰤」酢ぶり
- 鶏肉と石川「加賀太きゅうり」の治部煮風
- 能登牛&能登豚コロッケ合い盛り食べ比べ
- 石川県産金時草入り蕎麦
- 石川ご当地ハントンライス
- 石川県産百万石しいたけカレー~加賀れんこんチップス添え~
また、フェアを展開した6月には、坂本農林水産大臣と石川県輪島市から海女漁を行う海女の方々を招いたフェアメニューの喫食会を実施した。
▲坂本農林水産大臣と石川県輪島市から海女漁を行う海女の方々を招いたフェアメニューの喫食会の様子(写真出典:プレスリリース)
喫食会では、坂本農林水産大臣、輪島市の海女の方々とともにSANKO MARKETING FOODS社長、『あふ食堂』の運営責任者も交えた意見交換が実施された。海女の方々から大臣へ、輪島の海女漁と漁場の現状を伝えるともに、さらなる被災地救済の必要性を訴えかけていた。
坂本農林水産大臣は石川県フェアのメニューを試食し、「メギス、サゴシなどの石川県産の魚介類、加賀野菜や金時草蕎麦といった石川県のご当地食材の新たな食し方の提案、全国へ認知度向上、継続的な支援の重要性を発信できる」と評価した。
被災地の食材消費と食料自給率向上に取り組む
あふ食堂ではこれまでも、被災地の支援を目的としたフェアやメニューを多数展開してきた。国産食材や有機農産物等環境に配慮した食材、被災地産食材を積極的に使用することで国内の食材消費拡大、食料自給率の向上を意識したメニューを開発している。
同時に、各県庁を通じて産地と連携したイベント、牛乳の新しい価値を提案するイベント、利用者アンケートに基づいた減塩メニューや高タンパク質をテーマにしたイベント、「さかなの日」の水産物消費拡大を目的とした魚料理メニュー販売など、さまざまな取り組みを実施している。
現在もあふ食堂では産地のPRをしたい方や地域を募集している。詳細は以下にプレスリリースから転記しているので、PRに興味をもたれた方や自治体の方は確認してみてほしい。
産地のPRをしたい皆様へ
ご当地「食」のPR、および、その魅力等を「あふ食堂」より発信いたします。
次世代につないでいきたい伝統的な郷土料理、都道府県民に愛されている「県民食」、ほかの都道府県の人にぜひ食べてほしい地元の自慢料理、地元名店のレシピをメニューで再現および食堂メニューへのアレンジ等、企画協働にご興味がある方は下記までお問い合わせください。
【産地PRに関するお問い合わせ先】
株式会社SANKO MARKETING FOODS 農林水産省 あふ食堂(担当:小川)
TEL:03-6206-7990
メールアドレス:kankocho_pj_2nd_ml@sankofoods.com