農林水産省は、2025年1月30日、新たに6つの農畜産物・加工品を地理的表示(GI)として登録しました。今回の登録により、日本国内のGI登録産品数は154産品となり、地域ブランドの価値向上が期待されます。
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地理的表示(GI)とは?
地理的表示(GI)保護制度は、地域特有の自然環境や伝統的な生産方法によって育まれた農林水産物・食品を知的財産として保護する制度です。登録された産品は、専用のGIマークを使用でき、品質やブランド価値が保証されます。
今回新たに登録された6産品
- かづの牛(秋田県) – かづの牛振興協議会
- くまもと踊る丹頂(熊本県) – 熊本県経済農業協同組合連合会
- 豊橋花穂(愛知県) – 豊橋温室園芸農業協同組合
- 川井赤しそ(岩手県) – 川井しそブランド推進協議会
- 泉州水なす(大阪府) – 全国農業協同組合連合会
- 益田アムスメロン(島根県) – 益田アムスメロン振興協議会
これらの産品は、地域の特色を生かした高品質な食材として、全国にその魅力を発信していきます。
地域ブランドの価値向上へ
GI登録により、これらの産品は偽物の流通を防ぎ、地域特有の農畜産物としてのブランド価値を高めることができます。地域経済の活性化にもつながり、地元の生産者にとって大きなメリットとなるでしょう。
これからも、地域の魅力を全国に広めるため、GI登録産品が増えていくことが期待されます。