兵庫県の篠山鳳鳴高校でCanva・画像生成AIを活用した特別授業を実施 動画制作を通じてデジタル表現力と創造性を育む

兵庫県の篠山鳳鳴高校でCanva・画像生成AIを活用した特別授業を実施 動画制作を通じてデジタル表現力と創造性を育む
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デジタルハリウッド株式会社は、兵庫県立篠山鳳鳴高等学校にて、デザインツール「Canva」と画像生成AI「Adobe Firefly」を活用した特別授業を2025年3月7日に実施した。これは同校の「STEAM探究科」に在籍する生徒31名を対象に行われたもので、同社が展開する教育支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」の一環として行われた。

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探究学習の成果を“映像”で表現

篠山鳳鳴高校は、ドローンやVRなどの先端技術を活用した実践的な探究学習を重視しており、生徒が自らの学びを社会に向けて発信することにも力を入れている。今回の授業では、生徒自身がCanvaを使って学校紹介動画を制作するワークを実施。事前に用意した校内の写真を活用し、動画の構成からデザイン、編集までを生徒が自ら手がけた。

授業の前半では、CanvaやAdobe Fireflyの基本的な操作方法に加えて、生成AIを活用する際のモラルやリテラシーについても学習。後半にはワーク形式で実践を行い、学校生活の魅力を自分たちの言葉とデザインで表現した。

生徒の90%が「今後もCanvaを使いたい」

授業後のアンケートでは、「Canvaを使いたい」と回答した生徒が9割に達し、「動画制作に興味を持った」との声も約8割にのぼった。一方で、「難しかった」と感じた生徒も一定数存在し、ツール活用の学習機会をさらに重ねることで、表現力の定着が期待される。

「YouTubeで観ていた動画を自分で作れて嬉しかった」「Canvaを使って発表スライドをもっと良くしたい」など、デジタル表現への関心の高まりを示すコメントも多数寄せられた。

「生徒・教員ともに発想を広げるきっかけになった」

同校のSTEAM探究科長・細見祥平氏は、「生成AIの使い方についても非常に実践的な内容で、生徒・教員ともに発想を広げるきっかけとなりました」と次のように話す。

「Canvaを使った動画作成をメインに、生成AIやリテラシーについてもしっかりと講義していただきました。生徒にとっては100分の講義時間があっという間に過ぎたのではと思います。また、生成AIについても、普段は安易に答えを求めがちな活用が目立つ中で、非常にクリエイティブな活用方法を実践していただき、ありがたく思いました。STEAM教育の充実を目指している本校においては、生徒のみならず教員にとっても、新しい発想を生み出すためのきかっけとなったと感じています。これからも生徒、教員ともに新しい価値を発見し、創造できるような学びの場を構築していきたいと思います」

DXハイスクールにおける先進的な取り組み

篠山鳳鳴高校は、文部科学省が推進する「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の採択校であり、デジタル技術を活用した教育のモデルケースとして注目を集めている。今回の授業は、探究活動の成果を社会に届ける“発信型”学習の重要性を体現した取り組みとなった。

デジタルハリウッドでは今後も、全国の教育機関と連携しながら、動画制作や生成AIなどのデジタルクリエイティブ教育を通じて、未来を担う人材の育成を支援していく方針だ。

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