阪神タイガースは、球団創設90周年の特別企画として、次世代への野球の継承と教育課程の充実を目的に、尼崎市教育委員会を通じて、尼崎市内の市立小学校41校および特別支援学校(小学部)1校へ、記念ロゴ入りのティーボールおよびベースセットを寄贈した。
■ 寄贈内容
- 90周年ロゴ入りティーボール:3ダース(36球)
- 90周年ロゴ入りベースセット:1セット(4枚)
この取り組みは、阪神タイガースが実施する「小学校体育授業支援事業」の一環でもある。同事業では、指導経験豊富なタイガースアカデミーのコーチが、希望する市内の小学校にゲストティーチャーとして訪問し、2年生から5年生を対象にベースボール型ゲームの体育授業を指導している。
2024年度(令和6年度)は、市立小学校3校ですでに実施されており、児童はコーチから野球の楽しさを学び、教員も技術指導のポイントを学ぶ機会となった。今後も、4月から翌年1月にかけて参加校を募集し、授業が順次行われる予定。
今回寄贈されたティーボールとベースは、実施校での体育授業において活用され、児童たちが野球を通じた運動の楽しさやチームワークの大切さに触れる機会を提供する。
なお、「ベースボール型ゲーム」とは、蹴る・打つ・捕る・投げるといったボール操作と、得点の攻防を通じて集団で競い合い、楽しさや喜びを体験できる運動であり、スポーツ庁の「小学校体育(運動領域)指導の手引き」にも記されている。