タクシー乗務員不足解消と供給力向上へ 北都交通で「GO Reserve / GO Crew」開始

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GO株式会社は8月5日、北都交通株式会社において「GO Reserve / GO Crew」での取り組みを開始する。この取り組みによって、乗務員不足解消と供給力向上を目指す。

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日本交通や小田急交通などでも展開しているGO Reserve

GO Reserveは「GO」アプリからの一部の注文のみに対応するアプリ専用車両。専用のドライバー「GO Crew」が乗務する。即時配車、GO Reserveを展開している地域、行き先指定有、GO Pay決済といったものに当てはまる際にGO Reserve車両が来る可能性がある。なんだかゲームの隠しキャラの出現方法みたいだが、公式サイトに記載の内容である。要するに、GOでタクシーを呼んだ際に、GO Reserve車両が来る場合があるというだけだ。乗客側は特に何かを気にするということはない。

通常のタクシー車両と異なり、GO Reserve車両は屋根に設置される行灯や迎車表示はない。また、基本的にはカーナビに従って走行する。もちろん、道順など指定がある場合はドライバーに伝えれば対応してもらえる。

GO Reserveは8都道府県100台以上で稼働しているそうだ。以下が展開している都道府県とその事業者だ。

北海道:北都交通株式会社
千葉:千葉構内タクシー株式会社
東京:株式会社ハロートーキョー / 日立自動車交通第二株式会社 / 日本交通株式会社 / キャピタルモータース株式会社 / 宮園自動車株式会社 / 小田急交通株式会社
神奈川:北斗タクシー株式会社 / 日本交通横浜株式会社 / 三和交通株式会社
愛知:愛電交通株式会社 / 名鉄交通第一株式会社
京都:株式会社モビリティネクスト / 山城ヤサカ交通株式会社
大阪:株式会社モビリティネクスト / 大阪大同交通株式会社 / 毎日交通株式会社 / 東京・日本交通株式会社 / 大バス太平タクシー株式会社 / 日本城タクシー株式会社 / トモエタクシー株式会社 / 株式会社エムティー
兵庫:株式会社文化興産
広島:株式会社宝塚かもめタクシー / 有限会社広三自動車 / 丸三タクシー株式会社

GO Reserveで乗務員と供給力不足の解消を図る

GO Reserve / GO Crewは2023年からはじまった。新たな人材獲得および供給力向上を狙うための取り組みだ。GO Crewはいわば「GOのアプリドライバー」におけるアルバイトやパートを指す。もっといえば、タクシードライバーのアルバイトだ。

ドライバーにとって、既存のタクシードライバーとは異なる点がGO Crewにいくつもある。まず、自由な時間に働ける。そして副業やWワーク、本業の合間などで稼働できる。そして、歩合制ではなく時給制である点だ。出勤する際は、ジャケットを私服の上に羽織るだけでいいらしい。また、研修制度などもあり、ドライバー側へのフォローもある。

GO Reserve車両が来るのに前述の“条件”があるのは、業務内容を低難易度化するためだ。目的地も決まっていて、支払いもアプリで完結しているなどであれば、乗務員は運転するだけでいい。簡略化させたことで、乗務員のハードルを下げた。

一連の流れで乗務員になるハードルを下げたことで、乗務員自体の数の確保を図っているのがGO Reserve / GO Crewだ。

現在はいわゆる都市部での展開が主であるが、移動手段に本当に困っている地方などで展開できれば、雇用創出と移動手段の確保という大きな社会課題の解決につながる。全国のラストワンマイルの供給は着実に進んでいる。

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