株式会社ブレスフィールドは8月7日、ラリー形式のツーリングイベント「River Land Rally(リバーランドラリー)」を群馬県で開催すると発表した。日にちは2024年10月5日(土)から6日(日)の2日間を予定。
同イベントは今回で5回め。2023年は静岡で開催し、50名が参加。2日間で総計400kmを走破したという。参加車両に制限はなく、2輪を中心に4輪やサイドカーでの参加もあったそうだ。
※ここから本ラリーについて紹介していくのだが、筆者はラリーやツーリングに関しての知識が皆無なため、プレスリリースに記載の内容に加えて用語などを調べつつ記載していく。そのため、熱心な方からすれば誤りがあるかもしれない。その点を先にお詫びさせてほしい。ただ、調べてみただけでも、相当におもしろそうなイベントであることは間違いない。こんな楽しそうなイベントがあったなんて知らなかった……。
それぞれがそれぞれのゴールを目指す新しい形のツーリングイベント
まず、ラリーとはラリールートマスターが用意したラリーマップ・・・いわゆるコマ地図(コマ図)と呼ばれる地図を読み解き、時に悪路や障害を乗り越えてゴールを目指すモータースポーツだ。古くはラリー・モンテカルロやパリダカールなど。
わかりやすく言えば、宝探しゲームといえばいいのかもしれない。地図といっても記載されているのは、たとえば「分かれ道の風景絵と進行方向」といった程度で、住所などが書かれているわけではない。基本的には走行先を示す図形が並んでいて、その各図どおりに走行し、ゴールとなる目的に向かう。目印となる場所が「その見え方」で書かれている地図を頼りに向かうわけだ。
群馬県で開催するリバーランドラリーにおいては、ルートマスターの入念な現地調査に基づき、目的地までの道程、景色の見え方や休憩地域での過ごし方にまで徹底的にこだわったコマ図を用意しているという。
余談というか、ラリーについて調べていたのだが、直進で移動距離のみが記載されている場合などもあり、進行方向に対してどれだけ進んだのか等の注意力を求められる場合もあるそう。また、競技ルールによって異なるのかもしれないが、「単純に目的地に向かう」のではなく「正しく(指定どおりに)目的地に向かう」ことも重要だそうだ。ある地点から次の地点まで走行速度等が測られることもあるようで、ルートマスターが指定したとおりに行動・走行することで“ポイント”などが加点減点されるのもあるようだ。
地方観光の活性化に大きな貢献が期待されるラリー
またプレスリリースによれば、「ラリー形式のツーリングは地方観光の活性化に大きな貢献が期待されます」としている。
ユーザーは未舗装地の走行を好むため、整備された道路である必要がなく、さらに長距離の移動が可能なため、公共交通機関がなくても地域全体への回遊が促進される。これにより、地元経済へ貢献が期待できる。さらに、ラリー競技と組み合わせることで、特定の観光スポットへの集客も可能となり、地域資源を活用した観光の活性化を図りやすいそうだ。
それだけでなく、日本の原風景を舞台にしたリバーランドラリーは、たとえ未舗装であっても道さえあれば成り立つというシンプルさが魅力。地域の特性を活かした観光の形として地方活性化の一助となる可能性がある。
すでに群馬で10月に開催のリバーランドラリーでは、プレエントリーフォームが公開されている。