東京においては、発生が懸念されている首都直下地震をはじめ、風水害や火山噴火などのいつ起きてもおかしくない災害への備えを徹底していくことが重要だ。とくに、旅行者が訪れる観光施設では、災害が発生した場合、日本人だけではなく外国人に対しても安全確保のための避難誘導や多言語での情報提供等が必要となる。
そこで東京都は12月12日(木)14時から「観光事業者のための災害時対応力向上セミナー」を開催する。オンラインでの実施で参加費は無料。現在参加者を募集中だ。参加対象は、都内の宿泊・飲食・小売等の観光事業者、その他観光関連団体等。申し込み締め切りは12月11日(水)ではあるものの、定員50名に達し次第募集が終了となるのでお早めに。
目次
地震発生直後でのお客様対応 困難だったこと、有効だったこと
当日予定しているプログラムは以下のとおり。
老舗旅館が直面した能登半島地震 ~若女将が語る被災体験~
地震発生直後でのお客様対応について、困難であったことや有効であったことなどを、具体的なエピソードを交えながら当事者目線で話される。
登壇者:多田 弥生氏/和倉温泉多田屋 若女将
観光危機管理の専門家に学ぶ「災害に負けない事前準備の方法」
観光事業者が災害に備える方法のひとつとして、事業継続計画(BCP)の作成が有効だ。そこで、「BCPとは何か」や「何から始めればよいのか」などを、災害対策について初めて学ぶ方にもわかりやすく解説してくれる。
登壇者:髙松 正人氏/観光レジリエンス研究所 代表
トークセッション「災害対応力を高めるためのポイントとは?」
多田氏と髙松氏の2名により、災害時に役立つツールの把握や効果的な災害訓練の実施方法など、災害に備えるための実践的な取り組みについて多様な視点から語ってもらう。
登壇者:多田 弥生氏、髙松 正人氏
そのほか、「災害時初動対応マニュアル」 (東京都) 、「東京都防災アプリ」(東京都)、「Safety tips」(観光庁監修)なども紹介予定とのこと。
セミナー概要
開催日時 | 令和6年12月12日(木)14:00~16:00 |
開催方法 | オンライン(参加費無料) |
定員 | 50名 |
対象 | 都内の宿泊・飲食・小売等の観光事業者、その他観光関連団体等 |
申込方法 | 以下のURLよりお申し込みください。お申込み後、セミナー視聴方法をご案内するメールをお送りします。https://research.surece.co.jp/1212seminar |
申込〆切 | 令和6年12月11日(水) ※先着順 |