奈良市、災害時避難のためならホテルが1人1000円で使える 警報前でも適用可能

宿泊施設への避難利用支援制度
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奈良市は2024年7月11日(木)から、「宿泊施設への避難利用支援制度」を土砂災害のおそれがある場合など、警報前の個別避難にも適用すると明かした。

宿泊施設への避難利用支援制度は、台風や豪雨などによる災害時や災害が発生するおそれがある場合に、安価な一律料金でホテル等の空き室を避難のために利用できる制度。料金は1回の利用につき、ひとりあたり1,000円。制度適用の対象は市内在住者。

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柔軟な運用によって安心して避難できる環境整備のため

令和2年に発表した同制度の適用範囲が広がった。

これまでの制度では、避難所開設と同時に「宿泊施設への避難利用支援制度」の利用受付開始となっていた。しかし、近年の気候変動による突発的な大雨の被害や住宅火災による避難など個別の事情も今後想定されることから、柔軟な運用により、安心して避難できる環境整備の一環として取り組む。

台風や大雨などの災害のおそれがあるときに、避難が必要であると奈良市が判断した場合に、「宿泊施設への避難利用支援制度」を利用できる。利用希望者は、宿泊施設に電話で予約しチェックインするだけ。災害のおそれが低くなったと奈良市が判断した場合は、制度適用の終了を発表。利用者は安全を確認のうえ、チェックアウトして帰宅する。

利用者がホテルや宿泊施設を同制度を使って利用する際は、奈良市の避難利用支援制度による予約である旨を宿泊施設に伝える必要がある。予約は電話のみで、インターネット経由ではできない。また、あくまでもホテル等の空き室を利用した制度であるため、満室などを理由に宿泊状況によっては制度を使えないこともある。

本制度による避難の開始の発表や、災害時の避難に利用できる宿泊施設の情報は、奈良市のホームページにて告知される。

プレスリリースに記載の災害時における避難利用支援制度の対象宿泊施設は以下(五十音順)。

宿泊施設への避難利用支援制度

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