株式会社ネクストビートは2025年1月27日、学校法人玉田学園 神戸常盤大学と保育人材の育成および保育の質の向上を目的とした連携協定を締結した。この協定は、保育士という職業の魅力を高め、未来を担う保育士の育成を支援するために、民間企業と教育機関が手を携えて取り組む新たな試みだ。
保育業界が直面する課題と連携の意義
少子化や職業選択肢の多様化により、保育士養成校では定員割れが進むなど、保育人材の確保が喫緊の課題となっている。このような状況下で、「魅力ある保育業界とは何か」「未来の保育士に必要なスキルとは何か」を問い直し、課題解決に挑むことが求められている。今回の連携協定では、大学と企業の知見を結集し、イノベーティブな人材育成プログラムを通じて、保育業界全体の質向上を目指している。
連携協定の概要
調印式
- 日時:2025年1月27日
- 場所:神戸常盤大学
- 出席者:
- 学校法人玉田学園 理事長 中村忠司 氏
- 株式会社ネクストビート 執行役員COO 野田千有里 氏
連携・協力事項
- イノベーティブな人材育成プログラムの共創
- 大学と企業が連携して、次世代保育士の育成に向けた先進的なカリキュラムや研修プログラムを開発する。
- キャリアブースト支援
- 保育士のキャリアアップを促進するため、専門スキル向上プログラムや研修を提供する。
- 地域連携による実践教育
- 地域のニーズに応じた保育士育成を推進し、自治体と連携した産官学連携を目指す。
- 情報共有とセミナー共催
- 保育分野の情報共有を行い、セミナーや勉強会を通じて保育士の価値向上を目指す。
- 持続可能なフォローアップと評価
- プログラムの効果を定期的に評価し、卒業生のキャリア追跡調査を行うことで、長期的な支援を提供する。
- その他の相互協力事項
- 両者が必要と認める事項について積極的に取り組む。
ネクストビートと神戸常盤大学の強み
ネクストビートは、保育業界に特化したプラットフォーム「保育士バンク!」を運営し、採用支援、業務改善、職員定着支援など包括的なサービスを提供している。このプラットフォームは全国160万人の保育者に利用され、保育施設の課題解決に貢献している。
神戸常盤大学は、柔軟性と創造性を持つ保育士の育成を目指しており、今回の連携により、より実践的かつグローバルな視点を持った教育を提供することが可能となる。
「次世代を担うリーダーを創出する機会に」――両社コメント
学校法人玉田学園 理事長 中村忠司氏
未来を担う保育者には、柔軟性と創造性が必要不可欠です。
グローバルな視点と多様な価値観への共感力を持ち、こどもたち一人ひとりの個性を育むことのできる人材が、より一層望まれることでしょう。保育者が保育に向き合うための環境を整える同社との連携が、学生たちの未来を今以上に輝かせ、次世代を担うリーダーを創出する機会に繋がることを期待しています。
株式会社ネクストビート 執行役員COO 野田千有里氏
この度、神戸常盤大学との連携協定を締結することができ、大変光栄に存じます。弊社はこれまでも、テクノロジーを駆使し、業界の課題解決に取り組んでまいりました。今回の連携を通じて、未来の保育士が求められるスキルを実践的に学べる機会を提供するとともに、保育士という職業の魅力をさらに高め、業界全体の成長に寄与してまいります。
今後の展望
本協定により、神戸常盤大学の学生が実践的な教育を受ける機会が増えるだけでなく、保育業界全体の課題解決が加速することが期待される。ネクストビートは今後もテクノロジーを活用し、社会課題の解決に取り組んでいく。