中高生が学校や地域の枠を越え、多様な価値観や選択肢と出会うことができるオンラインコミュニティ「サナクスコミュニティ」が開設された。これは、一般社団法人SANAKUSが企画・運営し、コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune(コミューン)」を提供するコミューン株式会社が技術基盤を支援する形で実現したものだ。
サナクスコミュニティは、「学校外でも積極的に活動したい」「全国の同世代と交流したい」「自分の好きなことを見つけたい」「新しい挑戦をしたい」と考える中高生が参加できるオンラインの場であり、全国の中高生同士がつながり、互いに学び合い、成長することを目的としている。
SANAKUSが目指す新たな中高生コミュニティの形
SANAKUSは、「日本の中高生に、学校や地域の枠を超えて緩やかにつながる環境を提供することで、可能性を広げ、挑戦を後押しすること」をミッションとして掲げる団体である。現代の中高生は、プロジェクト活動や留学、起業といった多様な選択肢を持ちつつも、それらの機会との出会いは家庭や学校、地域といった生まれ育った環境によって大きく左右される。そこで、SANAKUSは、環境に依存しない「新たなつながりの場」としてのコミュニティを創出し、全国の中高生が自分の可能性を広げる機会を得られる仕組みを作ることを目指している。
サナクスコミュニティの公式サイト: https://sanakuscommunity.commmune.com/
「サナクスコミュニティ」の特長
1. 学校や地域を越えたつながりの場を提供
同じ学校や地域の枠を超え、全国の中高生と気軽につながることができる。共通の興味や関心を持つ仲間と出会い、情報交換や交流を深めることで、視野を広げる機会を得られる。
2. さまざまな「好き」を追求できる環境
学業や部活動だけではなく、アート、プログラミング、社会課題、スポーツなど、個々の「好き」や「興味」を深められる場として機能する。自分と同じ興味を持つ仲間を見つけ、新たな挑戦への第一歩を踏み出せる。
3. 中高生自身が主体となるコミュニティ運営
参加する中高生が自らイベントを企画したり、プロジェクトを立ち上げたりすることができる。運営チームと共にコミュニティの成長に関わりながら、主体的に行動する経験を積むことができる。
SANAKUS代表理事・西風明氏のコメント
「私たちはサナクスコミュニティを通して「中高生が新たな可能性と出会うきっかけ」を届ける活動を行っております。近年、プロジェクト活動や留学、起業など中高生の可能性は大きな広がりを見せていますが、そのような多様な選択肢との出会いは、家庭や学校、地域など生まれ育った環境に委ねられています。私たちは、それらの垣根を越えた新たなコミュニティが、生まれ育った環境から1歩外に出て可能性を見つけるきっかけになると信じています。」
コミュニティ運営にCommuneを活用する理由
サナクスコミュニティの開設にあたり、コミューン株式会社が提供する「Commune」を採用した理由について、西代表理事は次のように語っている。
「まず1点目は、使い方がシンプルでコードを書けない私たちでも非常に簡単に使うことができる点です。2点目は、コミュニティを通して目指す社会をしっかりと理解し、親身に寄り添ってくださる点です。コミュニティ立ち上げ・運営のプロとして目標達成に向けた的確なアドバイスをしてくださいます。」
今後の展望
サナクスコミュニティは、現在はまだ立ち上げたばかりの小規模なコミュニティだが、今後は全国の中高生への認知拡大を進め、日本最大級の中高生向けオンラインコミュニティを目指す。多様な背景を持つ中高生が集い、互いに学び合いながら成長できる場として、より多くの若者にとって魅力的な存在になることを目標としている。
サナクスコミュニティの成長とともに、日本全国の中高生が学校や地域に縛られず、新しい価値観や選択肢と出会い、自分の未来を切り拓いていく機会が広がることを期待したい。