中小企業の後継者不足が深刻化する中、宮崎県日南市で第三者承継によって驚異的な成長を遂げた店舗がある。「崎村商店」は、地元に根ざしたお弁当店として長年地域住民に親しまれてきたが、2024年11月に「ネオツグ」を通じて新たなオーナーへ事業を承継。その後わずか4カ月で、売上・雇用ともに劇的な成長を果たした。

崎村商店の成長実績
- 月商:約20万円(承継前) → 53万円(2025年2月時点)
- お弁当製造数:1日15食 → 70食
- 従業員数:2名 → 6名
- 納品日数:週3日 → 週6日
地域に根差しながらも、需要に応じた柔軟な運営と商品開発により、崎村商店は日南市内で欠かせない存在へと進化している。
成功の秘訣は「地元との信頼関係」
崎村商店の急成長の裏には、「承継後も地元との信頼関係を維持・強化する」方針があった。昔からのお客さまとの関係を大切にしつつ、新たな配達先や個人宅への訪問を強化。さらに、通常のお弁当では「量が多い」といったニーズに対応し、コンパクトサイズのおにぎり弁当を新メニューとして開発するなど、顧客目線の商品展開が奏功した。
現場の声から見える変化
承継前からのスタッフ
「承継前は自分たちのペースで料理していたがスタッフが増え、納品先が増えたおかげでのんびり仕事では追い付かず毎日がバタバタで忙しいけど、美味しかった、毎日メニューが変わるからありがたいなど多くの声が聞けて張りがでてみんなで頑張ってます!メニューを毎日考えるので頭も休まりません(笑)」
前オーナー・容子さん
「スタッフ3名と自分でやれる範囲で出来合いものは使わない手作り惣菜・弁当にこだわりを持ち運営してきましたが、11月以降一気に様変わりしてびっくりの連続です!自分達がつくる惣菜・弁当を楽しみに待ってくれている人がこんなにもいるのかと感じています。また、私自身が配達に行かなくてもよくなり、料理に注力できることも楽しく、身体が楽になり助かってます」
ネオツグの挑戦と今後
事業承継マッチング「ネオツグ」を運営する株式会社ネオツグは、今回の事例をモデルケースとして、全国各地での展開を視野に入れている。後継者不足に悩む地方事業者と、新たな挑戦を望む人材をつなぐプラットフォームとして、地域経済の再生と活性化を目指していく方針だ。

第三者承継という新たな選択肢が、地方の未来を切り開く鍵となる――その可能性を崎村商店の事例が示している。
【サービスサイト】https://neotsugu.jp/