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新聞がバットに変身、岩手日報社が子どもたちに“野球のきっかけ”を届けるプロジェクトを始動

新聞がバットに変身、岩手日報社が子どもたちに“野球のきっかけ”を届けるプロジェクトを始動
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岩手日報社総合ビジネス局は、5月5日のこどもの日に合わせ、子どもたちに野球と出会うきっかけを届ける「#はじめての野球してみよう新聞」プロジェクトを始動した。これにあわせて、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて、支援金募集を3月28日から開始している。

同プロジェクトでは、新聞を丸めることでバットになり、ボールやユニフォームまで作れる仕掛けの新聞広告を展開。野球を知らない子どもたちに、家の中で気軽に“初めての野球”体験を届けることを目指す。

目次

減少する野球人口への危機感

この取り組みの背景には、近年著しい野球人口の減少がある。全国的に見ても、10代の野球推計人口は2001年の282万人から2023年には174万人と、20年で約100万人減少している。岩手県でも例外ではなく、ルールを知らない子どもたちも増えているという。

一方で、岩手はプロ野球選手を多く輩出し、高校野球でも好成績を収めるなど、野球文化が根強い地域でもある。岩手日報社はそんな地域性を生かし、新聞というメディアを通じて子どもたちに「野球と出会うきっかけ」を届けたいという思いで本プロジェクトを立ち上げた。

「新聞野球」が家の中でプレイボール

今回制作される新聞広告は、新聞紙をバットやボール、ユニフォームに変身させられるというユニークな仕掛けが施されており、紙面を見たその日から“新聞野球”がプレイボールとなる。掲載は5月2日付の岩手日報を予定しており、親子で楽しみながらスポーツとの出会いを創出する。

子どもたちが親からルールを教わりながら遊ぶことで、スポーツを始める小さな一歩となる。岩手日報社は「この新聞から、将来の名選手が誕生してほしい」と期待を込めている。

大船渡の支援も同時に実施

本クラウドファンディングでは、今年2月に発生した大規模な大船渡市の林野火災への支援も組み込まれている。大船渡は東日本大震災でも甚大な被害を受けた地域であり、再び襲った災害への支援として、以下のようなリターン品や支援策が用意されている。

  • 「かもめの玉子」さいとう製菓(大船渡応援コース①)
  • 「酢の素」水野醤油店(大船渡応援コース②)
  • 大船渡市野球協会を通じた少年野球チームへの軟式ボール寄贈(大船渡の野球少年応援コース)

災害支援と地域スポーツ支援を組み合わせた本プロジェクトは、地方紙ならではの“地域との深いつながり”を活かした取り組みとなっている。

クラウドファンディング概要

  • タイトル:子どもたちに『野球に触れるきっかけ』を届けたい 『バットになる新聞』プロジェクト
  • 公開期間:〜2025年4月28日(月)まで
  • 目標金額:200万円
  • 支援コース:3,000円〜100,000円
  • 形式:All In方式(目標未達でも実行)
  • URLhttps://camp-fire.jp/projects/view/836390(3月28日18時公開)

地域メディア発のチャレンジが未来をつくる

新聞という“情報の器”が、今度は子どもたちの遊び道具に変わる。それも、スポーツ文化の入り口として。

地域のメディアだからこそ実現できる、社会課題と向き合ったチャレンジが、未来のプレーヤーたちを育てる。岩手発の“紙から始まる野球体験”が、全国に波紋を広げる日も近いかもしれない。

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