埼玉県、大塚製薬株式会社、株式会社ファミリーマートの三者が連携し、「朝食を食べて、元気な新生活!」をテーマにした啓発キャンペーンを2025年4月1日より展開する。
本取り組みは、特に朝食の欠食率が高いとされる20~30代の若年層に対して、朝食の重要性を啓発するもので、生活リズムや栄養バランスの改善を通じた“未来の健康づくり”を目的としている。
県内500店舗で啓発動画を放映
今回のキャンペーンでは、啓発動画を制作し、県内のファミリーマート約500店舗に設置されているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で、2025年4月1日(火)から14日(月)まで放映される。
店内で流れるこの動画は、来店客が日常的に目にする機会が多く、通勤・通学の途中に立ち寄る若者層へ自然にメッセージが届くよう設計されている。朝食をしっかり摂ることの意義や簡単に実践できる方法が、分かりやすく紹介されているのも特長だ。
食育の一環として継続的な取り組みを推進
埼玉県では、「埼玉県食育推進計画」に基づき、県民の食生活の改善を図る様々な取り組みを進めている。中でも朝食は、栄養の摂取にとどまらず、体内時計のリセットや集中力の向上、メンタル面での安定など、多面的な健康効果が期待される習慣として位置付けられている。
今回の取り組みは、新生活が始まる4月というタイミングに合わせて展開されることで、若年層が生活習慣を見直すきっかけとなることが期待されている。
官民連携による“身近な健康支援”
本事業は、自治体と企業がそれぞれの強みを活かして連携することで、地域住民の健康づくりをサポートする好例といえる。県民にとって最も身近な存在の一つであるコンビニエンスストアを活用し、無理なく自然な形で健康習慣の定着を促すアプローチは、今後のヘルスケア施策にも応用可能なモデルだ。
新たな門出を迎える春。まずは「朝ごはん」から、健やかな毎日を始めてみてはいかがだろうか。