国産特撮映画『温泉シャーク』の続編となる『温泉シャーク2 九州大決戦(仮称)』の制作が発表され、2025年6月から熊本県小国町を中心に本格ロケがスタートする。制作は、前作に引き続き株式会社PLAN Aが手がける。
本作は、クラウドファンディングによって支援者2,879人、総額3,080万円の支援を集め、インディーズ映画としては異例の盛り上がりを見せている。支援の拡大に伴い、特撮演出やロケ地のスケールも前作以上に大幅アップ。地域と観客が一緒に映画を作る“参加型エンタメ”として注目を集めている。
前作『温泉シャーク』が話題を席巻、ミニシアターランキング1位も獲得
2024年に公開された『温泉シャーク』は、「温泉からサメが襲ってくる」という奇想天外なアイデアでSNSを中心に話題を呼び、ミニシアターランキング1位や海外映画祭での上映など、多方面で評価された。
熱海市を舞台にした前作は、地域との協力のもと撮影され、映画による“地域創生”の可能性を提示。地元住民や観光施設との連携を深め、作品を通じて新たな観光資源の創出を図った。
九州・熊本を舞台にした新たな挑戦
続編では舞台を熊本県小国町へ移し、阿蘇の雄大な自然や温泉地を背景に、“サメと人間の攻防”を描く。前作で好評だった大量のサメによる襲撃シーンや特撮爆破演出はさらにスケールアップ。特撮スタッフも続投し、映像面での完成度も高めていく。
また、ロケには地元住民や旅行者のエキストラ参加も予定されており、「地域と一緒に映画を作る」という取り組みはさらに深化。観光振興や地域活性化にも寄与する“ご当地エンタメ”としてのモデルケースを目指す。
ユニークなクラウドファンディング企画が支援拡大に貢献
今回のクラウドファンディングでは、1支援ごとに劇中のサメが1匹増える「サメマシマシプラン」や、マッチョがトレーニングを追加する「マッチョツヨツヨプラン」など、ユーモア溢れるリターンが話題に。さらに、ファンアートのSNS投稿キャンペーンも盛り上がり、映画を「一緒に創る」感覚が支援者を惹きつけた。
また、ロケ地となる熱海市・小国町・須賀川市の特産品を届ける「ふるさと納税的お土産プラン」など、地域連携型の仕掛けも好評を博している。
2026年公開へ向けて、さらなる展開に注目
『温泉シャーク2 九州大決戦(仮称)』は2026年の公開を予定しており、今後も撮影や追加支援施策、イベント開催などが随時発表される予定。熊本県をはじめ九州各地のロケによって、地域と観客が共に盛り上がる“新たなサメ映画の金字塔”を目指す。
映画公式サイト:https://hotspringshark.com
クラウドファンディング(現在は終了):https://camp-fire.jp/projects/788475/view