アニメと異業種の優れたコラボレーションを表彰する「アニものづくりアワード2025」の開催が決定し、2025年5月12日(月)より作品の募集が開始される。グランプリおよび各部門賞は、9月に京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」にて発表・授賞式が行われる予定。
本アワードは、アニメ・マンガ・キャラクターを活用した広告・商品・地域振興施策などを対象に、企業や団体の取り組みを顕彰するもので、2017年の創設以来、今回で8回目の開催を迎える。
地方創生部門や個人クリエイター賞も設置、多彩な部門で表彰
今年度の募集部門は、以下の全7部門と総合グランプリを含む8部門。とりわけ、地域振興や観光促進などを目的とした取り組みを対象とする「地方創生部門」や、クリエイターと企業・団体の協業によるコンテンツを評価する「個人クリエイター動画特別賞」など、地域とアニメ文化の接点に焦点を当てた部門が注目されている。
- アニメーションCM部門
- コンテンツタイアップ部門
- オリジナルコンテンツ部門
- クラフトデザイン部門
- インターナショナル部門
- 地方創生部門
- 個人クリエイター動画特別賞(新設)
- 総合グランプリ
応募対象は、2023年1月1日〜2025年6月30日までに実施・公開・販売された作品。アニメやキャラクターと異業種との連携によるタイアップやプロモーションが対象となる。
京都から世界へ発信される「アニ×ものづくり」の可能性
これまでの受賞作品には、企業のブランド力を高めた広告施策や、地域資源とIPを組み合わせた地域振興プロジェクトなどが多数名を連ねてきた。たとえば、オタフクソースや大塚製薬、ロッテといった企業によるCMや商品コラボのほか、難聴の子どもへの理解促進を目指す家族会による映像作品など、業種や目的の枠を超えた取り組みが高く評価されている。
応募期間と授賞イベント概要
- 応募期間:2025年5月12日(月)〜6月30日(月)
- 授賞式:2025年9月20日(土)・21日(日)
- 会場:「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」内にて実施
- 公式サイト:https://animono.jp
地域との連携強化に向けた一歩
「アニものづくりアワード」は、アニメ文化と日本の“ものづくり”精神、そして地域社会との連携を通じて、産業振興・観光促進・文化発信を支援するプラットフォームでもある。今後ますます、アニメを活用した地方創生プロジェクトやクリエイター支援の輪が広がることが期待されている。地方自治体や地域企業にとっても、新たな価値創出に向けたチャレンジの舞台となるだろう。