東京都は、スタートアップとの協働を通じて行政課題や社会課題の解決を目指す「スタートアップによる事業提案制度」の2025年度募集を開始した。本制度は、東京都のスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」の一環として、2023年度より実施されており、今年度も引き続き創業10年未満のスタートアップからの提案を募集する。
提案は「自由提案型」と「テーマ設定型」の2区分で募集されており、テーマ設定型では「結婚・子育て支援」「長寿社会」「防災対策」「デジタルシフトの推進」など、東京都が抱える具体的な行政課題に対するソリューション提案が求められる。
提案内容が採択されたスタートアップは、各都政現場との対話を通じて課題の深掘りを行い、現場への「おためし導入」など実証的な取組を進めることができる。
募集は2026年1月31日まで随時受け付けており、応募は専用フォームから行う。詳細はスタートアップ戦略推進本部の公式サイトにて公開されている。
■応募対象
創業後10年未満の法人
■主な募集テーマ(テーマ設定型)
- 結婚・妊娠・出産・子育て支援
- 女性の活躍推進
- 防災対策
- 脱炭素社会の実現
- デジタルシフトの推進 など
■応募方法
応募フォームはこちら(外部リンク)
■制度詳細ページ
スタートアップ戦略推進本部 公式サイト(外部リンク)
本取り組みは「2050東京戦略」の「スタートアップが生まれ、育つフィールドを構築する」政策の一環として推進されている。都政の現場でイノベーションの力を発揮したいスタートアップにとって、実践の舞台となる好機だ。