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能登半島地震から復興途上、大雨被害に直面 「空飛ぶ捜索医療団」が被災地石川県を支援

空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"
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石川県で記録的な大雨が発生した。一時は珠洲市、輪島市、能登町に「大雨特別警報」が発令された。この大雨による被害状況は9月23日(月)15時時点で死者7名、行方不明者2名と石川県は発表している。

ことし1月に石川県を襲った能登半島地震からの復興活動の最中に、大雨被害に見舞われた。

能登半島地震の発災以来、石川県珠洲市を拠点に支援活動を継続している認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン「空飛ぶ捜索医療団」は、今回の大雨発生を受け、同市に駐在するスタッフが支援活動を開始している。

9月22日(日)には駐在スタッフだけでなく、広島県神石高原町の本部からも同日中に緊急支援チームが出動。避難所支援や物資の配布を実施した。また、23日には珠洲市の要請を受け、ヘリコプターによる孤立集落からの住民を搬送した。

同NPO法人が以下の支援活動に取り組んでいる。

  • 被害状況の情報収集
  • 避難所・仮設住宅、在宅避難者の安否確認
  • 避難所支援(物資配布、環境改善等)
  • ヘリコプターによる孤立集落からの住民搬送

市内では、多くのエリアで停電と断水が発生。緊急に求められたのは、飲料と非常用トイレだったという。また、土石や倒木が道路を寸断し、孤立している集落もあり、9月23日(月)には、市の要請を受け孤立集落(仁江地区)から住民4人を搬送した。

ピースウィンズ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人々を支援する日本発の国際協力NGOだ。

また、同団体が運営する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動する、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトだ。航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームが被災地に赴く。東日本大震災以降、ほぼすべての国内大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援した実績をもつ。

ことし8月には徳島県が同団体と、南海トラフ巨大地震をはじめとした大規模災害時における被災者支援のさらなる強化を図ることを目的に連結協力に関する協定を締結している。

空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"

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