シクチョーソンで公開した先週の記事のなかから、注目の最新事例を斜め読みできます。地方創生や地域活性化に取り組む人たちが「絶対に知っておきたい事例」をおさらいできます。
今週は11月3日(日)から11月9日(土)までに公開した記事から5事例を紹介します。
子育て世帯の負担軽減 こども専用乗り合いタクシーの実証実験
大阪府豊中市は、子育て世帯の負担軽減のため、こども専用乗り合いタクシーの実証実験を開始します。AIが最適なルートを算出し、習い事の送迎を代行。保護者の自由時間を増やし、子育ての負担を減らすのが目的です。今回の取り組みは、子育てしやすいまちづくりを目指す豊中市の「フリータイムプロジェクト」の一環として実施されます。モニター募集は11月15日まで。
高齢者の健康管理をサポート 東京都がウェアラブルデバイス活用
東京都は、高齢者の健康寿命延伸を目指し、ウェアラブルデバイスを活用した新たな取り組みを開始します。スマートウォッチなどを装着することで、歩数や睡眠時間などのデータを収集し、健康状態を把握。フレイルや認知症のリスクを早期に検知できるようになります。この取り組みは、高齢者が安心して自宅で生活できる環境づくりに貢献することが期待されています。
札幌が選ばれる理由 AI・IT企業誘致の成功秘訣
札幌市は、AI・IT企業の誘致に力を入れています。その魅力は、産学官連携による活発なコミュニティ形成にあります。「札幌AI道場」など、実課題に基づいたAI開発の実証を行うことで、人材育成と地域産業の活性化を両立。企業は、優秀な人材と、成長性の高い地域で事業を展開できるというメリットを得られます。札幌市は、単なるコスト削減だけでなく、地域全体の成長という魅力で企業を惹きつけています。
ゴミ拾い×観光で地域活性化!学生限定の競技型イベント開催
鳥取県境港市で、学生限定のゴミ拾い競技イベント「全日本学生選抜ゴミ拾いフェスティバルin 境港」が開催されます。ゴミの重さや袋の数で競い、優勝チームには旅行券10万円が贈られます。ゴミ拾い前には、境港市内の観光も楽しめるプログラムも用意。SNS投稿で得点アップのチャンスも。ゴミ拾いを通じて環境保全と地域活性化を両立する、一石三鳥のイベントです。
物流効率化の新時代 湖池屋とコカ・コーラがタッグ
湖池屋とコカ・コーラが、関西から九州への製品輸送で共同輸送を開始しました。従来は別々に行っていた輸送を共同で行うことで、トラックの空きスペースを有効活用し、積載率を向上。結果、トラックの使用台数を33%削減できる見込みです。この取り組みは、物流コストの削減だけでなく、CO2排出量の削減にもつながり、環境にも優しい物流を実現します。