市の収入を増やす 大阪府大東市「マンホール蓋」で広告事業を開始、ほかの自治体もマネしやすそう

大東市
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大阪府大東市は8月6日、令和6年度から既存のマンホール蓋を活用した「マンホール蓋広告事業」を開始したことを明らかにした。マンホール蓋広告は、マンホール蓋に民間企業等の広告を掲載し、その広告収入を得る取り組みだ。

下水道事業の経営は厳しさを増している。急激な人口減少に伴う使用料収入の減少や、施設の老朽化に伴う更新需要の増大などがその原因だ。そこで新たに開始するマンホール蓋広告事業は下水道事業での経営環境に新たな財源を確保する取り組み。得られた広告収入は下水道の維持管理費に充てられる。

広告が掲載されているマンホール蓋は7月29日に設置がスタートした。場所は人通りの多いJR住道駅周辺に4ヵ所、JR野崎駅西側に1ヵ所。原則3年間掲載。広告料は1ヵ所につき月額3,000円(税込)。1年を単位として最大5年間まで延長可能。

プレスリリースに掲載されているマンホールでは、管清工業株式会社の広告が掲載(便宜上この表現にする)されている。

マンホールを扱った取り組みは、ポケモンとマンホールのコラボレーションが最も注目を集めたのではないだろうか。また、以前記事にした「ロマンシング佐賀」(「ロマンシング サ・ガ」シリーズと佐賀県のコラボレーション)でも搭乗キャラクターが描かれたマンホールの話があった。

費用対効果などの面やマンホールの仕様上「踏まれてしまう」ことも考える必要はあるものの、月額3,000円という絶対値の低さは興味を持ってしまうポイント。広告として露出でき、なおかつ市が潤うというのはほかの自治体でも真似しやすそうだ。

大東市

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