シクチョーソンで公開した先週の記事のなかから、注目度が高かった記事を斜め読みできます。地方創生や地域活性化に取り組む人たちが「絶対に知っておきたい話題」をおさらいできます。
今週は8月25日(日)から8月31日(土)までに公開した記事から5記事を紹介します。
観光庁が観光DX取り組み事例がわかるセミナー開催
観光DXに取り組む地方公共団体やDMO、そして事業者向けに観光庁がセミナーを開催します。
インバウンド需要なども相まって、観光業は活気あふれる領域です。ただ、そのなかでも観光DXの推進、とくにデータを活用するなどの効果的なマーケティング業務などはなかなか手を付けられていない地域が多いのも事実。最新動向や取り組み事例を聞けるのは楽しみですね。それ以上に、“誰でも参加可能”というのが良いですね、これはシクチョーソンも参加してみようかなと。
タイミーに続いてメルカリも地域活性化 蒲郡市での取り組み
メルカリのスポットワークサービスが蒲郡市で活用されます。スポットワーカーを活用し、人手不足に悩む事業者を助けることが狙い。
記事にも記載していますが、スポットワーク×地域活性化は今後かなり白熱しそうです。タイミーはすでに大阪府など、さまざまな自治体・行政と取り組みを進めており、多くの自治体で同様の取り組み事例が増えていくかなと。とはいえ、あくまでもスポットワークを使うのは手段であるので、事業者側もワーカー側もタイミーだろうがメルカリだろうが、どのサービスを使うことはそこまで意識されなさそうな予感も。重要なのは人手不足を解消できて、満足なサービス提供できるかです。
ひとり親等の子育て世帯150世帯に無償で食材配送
大阪府泉佐野市の特定非営利活動法人キリンこども応援団がひとり親等の子育て世帯150世帯に無償で食材を配送しました。
子育て世帯にとって、小学生はかなり大変な時期であると言われていました。それが長期休暇、今でいえば夏休みです。昼食の用意が結構な負担になる家庭もあり、ひとり親世帯であればなおさら。そんな世帯を助ける素晴らしい活動は思わず記事にしました。フードバンクなどは今後も積極的にトピックとして取り上げていきます。
Amazonは総額8,300億円、神奈川県に投資している
アマゾンジャパン合同会社は2010年から2023年の神奈川県への投資総額が8,300億円超だったと明らかになりました。投資といっても、設備や人に対する投資が主です。
いわゆる超ビッグ企業が工場や倉庫などを置くと、急激にその土地が潤うのは昔から言われていました。Amazonのように倉庫もあれば、データセンターや工場を配置するなども同じです。設備的な話もそうですが、雇用の創出にもなり、さらにはそこで就労して得た金銭が地域経済の循環に使われる、という好循環を生み出せます。それにしても金額がすさまじく大きい話で……。
宇都宮市が実施する支援事業 フリー提案もできて注目
宇都宮市では、令和6年度からモデル事業や実証実験などの共創事業に対し、伴走支援や財政支援をスタートしています。ほかの自治体でも社会課題を解決する企業に対して補助金を出すなどはありますが、宇都宮市では「フリー提案」があり、興味深いです。
行政が実施する多くの場合、提案する内容が決まっていることがほとんどです。たとえば「地域交通に関してアイデアがほしい」など。もちろん宇都宮市でもいくつかテーマを掲げているものの、フリー提案ができるのが注目点。しかも、パッと見たところ事業者の所在地に指定がない(≒全国から提案できる)ので、さまざまな企業の“声”を聴きたいのでは、とも思います。