シクチョーソンで公開した先週の記事のなかから、注目の最新事例を紹介します。地方創生や地域活性化に取り組む人たちが「絶対に知っておきたい事例」をおさらいできます。
今週は12月15日(日)から12月21日(土)までに公開した記事から5事例を紹介します。
日本産いちご、フィリピンへ輸出解禁
12月15日から、日本産いちごのフィリピンへの輸出が解禁されました。これまで病害虫問題で輸入を禁止されていたフィリピンですが、日本政府とフィリピン政府間の協議の結果、輸出条件が整い、ようやく解禁となりました。今回の輸出解禁は、日本のいちご農家にとって新たな市場を開拓する大きなチャンスとなります。
アイリスオーヤマ、埼玉でフードパントリーに食品支援
アイリスオーヤマが、埼玉県のフードパントリーを通じて、ひとり親世帯を中心に食品支援を行うことを発表しました。2025年1月から、パックごはんや飲料水などの自社製品を提供します。これは、子どもたちの健やかな成長を支援するため、全国各地のこども食堂に食品を提供してきた同社の取り組みの一環です。今回の埼玉での支援は、同社の埼玉工場が立地していることをきっかけです。
岐阜高山市、移動診療車で医療MaaS開始 へき地医療の課題解決へ
岐阜県高山市は、2025年1月から移動診療車を使った医療サービス「医療MaaS」の実証運行を開始します。このサービスは、遠隔地の患者が移動診療車で医師のオンライン診療を受けられるようにするもので、医療機関へのアクセスが困難な地域住民の医療サービスへのアクセス向上を目指します。移動診療車には看護師が乗車し、医師の指示のもと診察を行うことも可能です。この取り組みは、岐阜県内初の試みであり、地域の医療格差解消に貢献することが期待されます。
鳴門市、新1年生にモンベルリュックをプレゼント
徳島県鳴門市は、新小学1年生を対象に、モンベル製の軽量リュックサックを無償配布しています。子どもたちの身体的負担や、保護者の経済的負担を軽減するのが目的です。希望者全員に配布され、子どもたちは新しいリュックサックを喜んでいました。保護者からは、リュックサックの軽さや使いやすさ、そして継続を望む声が多く寄せられています。この取り組みは、子どもたちの健やかな成長を応援する、温かい地域の姿を見せてくれます。
豊田市が施策ガイドを公開。多様な取り組みが明らかに
愛知県豊田市が、SDGsやメタバースなど、市が取り組む43もの先進的な施策をまとめた「豊田市施策ガイド」を公開しました。市民や他の自治体に向けて、豊田市の魅力や取り組みを広く知ってもらうことが目的です。このガイドブックでは、各施策の概要や特徴がわかりやすく紹介されており、豊田市がいかに多様な分野で革新的な取り組みを進めているかが一目で分かります。このガイドブックは、市民への情報発信だけでなく、他の自治体への参考にもなるでしょう。