シクチョーソンで公開した先週の記事のなかから、注目の最新事例を紹介します。地方創生や地域活性化に取り組む人たちが「絶対に知っておきたい事例」をおさらいできます。
今週は11月10日(日)から11月16日(土)までに公開した記事から5事例を紹介します。
渋谷の回遊性向上へ 生成AIが観光客をサポート
渋谷に、生成AIを活用した新しい観光案内サービスが登場。渋谷駅周辺の観光案内所「shibuya-san」に設置されたタッチ式サイネージが、来訪者の興味や目的に合わせて、最適なスポットを提案します。AIが生成した様々なキャラクターが、日本語、英語、中国語、韓国語で案内してくれるのも特徴。この取り組みは、渋谷の魅力を再発見し、地域全体の活性化につながることが期待されています。
避難所受付が7秒に短縮 災害時のスムーズな避難を実現
豊島区で、避難所入所受付のデジタル化実証実験が行われ、従来の100秒からわずか7秒に受付時間を短縮することに成功しました。自治体向け地域交流アプリ「tami tami」を活用し、事前に登録した情報をQRコードで読み取ることで、スムーズな入所手続きを実現。災害発生時の混乱を軽減し、避難者の負担を減らす効果が期待されます。この取り組みは、地域防災の新たな一歩となるかもしれません。
生成AIで地域活性化 加賀市が日本マイクロソフトと協定締結
石川県加賀市は、日本マイクロソフトと包括連携協定を締結し、AIを活用した「新しい働き方改革」を推進します。生成AIの利活用促進や、AI人材育成のための拠点づくりなど、様々な取り組みを共同で実施。加賀市は、国家戦略特区として先進的な取り組みを進め、AI技術による地域活性化を目指します。日本マイクロソフトも、テクニカルトレーニングやクラウドサービスの提供など、積極的に支援を行います。
ヌオーが高知だいすきポケモンに ポケモンとコラボで地域活性化
高知県が、人気ポケモンのヌオーを「高知だいすきポケモン」に任命し、地域活性化に乗り出しました。ヌオーのデザインが施された路面電車の運行や、地元特産品とのコラボ商品など、様々な取り組みが展開されます。この取り組みは、ポケモンのファンだけでなく、地域住民にも楽しんでもらえるようなイベントを企画し、高知県の魅力を全国に発信することを目指しています。
ロッテ、豊島区の全小学校でキシリトールガムを配布 虫歯予防に貢献
ロッテは、東京都豊島区の全小学校でキシリトール入りガムを配布し、歯の健康啓発を行いました。コロナ禍で口腔状態が悪化する子どもが増えていることを受け、給食後にガムを噛む習慣を定着させ、虫歯予防につなげることが目的です。今回の取り組みを通じて、子どもたちは歯磨きだけでなく、キシリトールを摂取することの重要性も学びました。豊島区教育委員会や歯科医師会も協力し、生涯にわたる健康づくりを目指します。